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JTA、ヤンバルクイナ描いた特別機 CAがデザイン、世界遺産後押し

 日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は4月14日、沖縄本島北部に生息するヤンバルクイナを描いたボーイング737-800型機(登録番号JA01RK)の運航を始めた。奄美大島と徳之島、沖縄島北部、西表島の世界自然遺産登録を後押しする活動の一環で、これらの地域に生息する希少動物を描く3機のうち、最初の機体となった。

ヤンバルクイナを描いたJTAの737-800と原画をデザインした客室乗務員の塩崎さん(同社提供)

客室乗務員の塩崎さんが原画をデザインしたヤンバルクイナを描いたJTAの737-800(同社提供)

 ヤンバルクイナが描かれたのは、737-800の主翼端にある左右のウイングレット。イラストが得意な客室乗務員の塩崎綾香さんが会社からデザインを依頼され、プロのデザイナーが原案を監修して仕上げた。大きさはタテ97センチ、ヨコ64センチで、近年多いデカールの貼り付けではなく、塗料で描いた。

 JTAでは1機目に描いたヤンバルクイナのほか、西表島のイリオモテヤマネコを描いた2機目を7月中旬ごろに就航させる予定。最後の3機目は、奄美群島のアマミノクロウサギをペイントし、10月初旬の就航を予定している。いずれもウイングレットにペイントする。2機目と3機目はデザイン案を作成後、社員投票などで決めるという。運航予定期間は、2020年3月31日まで。

 また、世界遺産登録に向けた環境省のデカールを、3機の737-800と7機の737-400に貼り付ける。貼り付け場所は、乗客が乗り降りする前方左ドア付近で、737-800の1機には、胴体横にも大きなデカールの貼り付けを予定している。

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