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ANAの767操縦桿、あなたの家に A320ファンブレードも

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日空商事は10月1日から、全日本空輸(ANA/NH)公式のECサイト「A-style(エースタイル)」で、機体部品を再利用したグッズの販売を開始する。操縦桿やエンジンのファンブレードなどを観賞用に加工した。販売時期は商品により異なる。

全日空商事が販売する機体部品再利用グッズ。(左から)767の操縦桿、A320のファンブレード、737のピトー管(同社提供)

 操縦桿はボーイング767-300型機(登録番号JA8290、JA8291)のものを販売する。台座に据え付け、登録番号や総飛行回数、総飛行時間などを記載したメモリアルプレートを備えた。機長用と副操縦士用、2種類計4点を用意する。1つ76万7000円。抽選で販売する。

 受付期間は10月15日から11月4日まで。当選者には11月中旬以降、電話で連絡する。ANAマイレージクラブ(AMC)会員で、A-style会員のみエントリーできる。

 ファンブレードはエアバスA320型機に搭載していたCFMインターナショナル社製エンジン「CFM56」のものを提供する。ケースに入れて、ANAのロゴとパーツナンバーを刻印して用意。1つ29万8000円で、10月8日から数量限定で販売する。

 機首や垂直尾翼に取り付けている「ピトー管」も販売する。4機種から取り外した5種類10点を提供する。ケースに入れて、ANAのロゴとパーツナンバーを刻印した。737-500から2種類計6個、A320から1種類2個、737-700と777から1つずつ用意。1つ19万8000円で、10月1日から数量限定で販売する。

 ピトー管は飛行中の気流圧を計測するためのパーツで、機首や垂直尾翼に取り付けている。

 全日空商事では、これまでも機体部品を再利用したグッズを販売。今年6月には同社の777導入20周年を記念し、777のアウターペーンを使用したLEDライトを販売を開始した。同時期に販売を開始した767と777、787のアウターペーンを使用したキーホルダーとともに、継続して販売している。

 10月には、787のシートベルトを再利用したショルダーバッグを販売する予定。このほか、ボンバルディアQ400型機のバックパックを開発している。

関連リンク
Reproduced goods [1](A-style)
全日空商事 [2]

全日空商事、小型機持込み可能なキャリーバッグ エースと共同開発 [3](15年8月31日)
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