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ボーイング、777X用主翼部品セントルイス生産へ 17年開始

 ボーイングは現地時間10月6日、777Xの複合材主翼の一部をセントルイス工場で生産すると発表した。現在は777向けに協力会社や海外で生産している部品の一部を、2017年から移管する。

777-9X(左)と777-8Xのイメージイラスト(ボーイング提供)

 豪メルボルンのボーイング・エアロストラクチャーズ・オーストラリア(BAA)などで設計した複合材主翼の一部を、セントルイスで生産する。部品はワシントン州エバレットに運ばれ、組み立てられる。

 777Xの生産開始は2017年、初号機の引き渡しは2020年を予定。3クラスの標準座席数は777-8Xが350席、777-9Xが400席、航続距離は777-8Xが9300海里(1万7220キロメートル)以上、777-9Xが8200海里(1万5185キロメートル)以上を計画している。

 日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、777-9Xを777-300ERの後継機として20機を7月に正式発注した。

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Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]

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4段落目を追加しました。(2014年10月7日 19:32 JST)
1段目の表現を一部修正しました。(2014年10月7日 19:07 JST)