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大韓航空、仁川貨物ターミナル改修完了 処理能力25%以上増へ

 大韓航空(KAL/KE)は、韓国の仁川国際空港にある貨物ターミナルの大規模改修を9月に完了した。コンテナ・パレットの搬出能力を従来の1時間あたり18個から30個に引き上げた。ターミナル全体の貨物処理能力も、従来より25%以上増加する見込み。

仁川空港の貨物ターミナル大規模改修により全面的に刷新した大韓航空の昇降式スタッカークレーン(同社提供)

 改修工事は2025年6月に開始した。コンテナやパレットを多層構造のラックへ搬入・搬出する「昇降式スタッカークレーン(ETV)」を全面的に刷新し、無人搬送車(AGV)を新たに導入。貨物の取扱作業の生産性を高めた。

 また、貨物上屋での作業を介さずにそのまま搭載できる貨物を、トラックから航空機側へ直接運ぶためのバイパス施設を、従来の1ラインから2ラインに拡張。ETVと連携させることで、コンテナ・パレットの搬出能力を約1.7倍に高めた。大韓航空は、新たな物流システムの導入により、作業効率や定時性の改善を見込んでいる。

 工事期間中は貨物の取扱業務を続けながら、新しい設備の施工を進めた。特殊貨物専用施設も拡充したほか、大型設備の無人化・自動化によって作業現場の安全性向上を図った。冬の厳しい寒さに対応するため空調システムを設置し、照明設備もLEDに交換した。

 大韓航空は北米の拠点であるニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)でも、貨物ターミナルの設備面の整備を進めており、2027年内の完成を目指している。

仁川空港の貨物ターミナル大規模改修により新たに導入した大韓航空の無人搬送車(同社提供)

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