日本航空(JAL/JL、9201)は10月14日、エンブラエルE190-E2型機を最大26機発注し、2029年度から導入すると発表した。内訳は確定発注16機、オプション10機。JALグループのジェイエア(JAR/XM)が運航するエンブラエル170(E170)と190(E190)の後継機として導入する。

JALが発注したE190-E2(イメージ、同社提供)
ジェイエアは伊丹空港を拠点に国内の地方路線を運航している。現在の機材はE170が18機、E190が14機の計32機。JALは既存機の機種別更新機数や、E190-E2の導入完了時期、投入路線は明らかにしていない。
E190-E2は新型エンジンと刷新した主翼形状を採用し、従来機と比べて燃費効率を改善。二酸化炭素(CO2)の排出量や飛行時、離着陸時の騒音を抑え、整備費用の抑制にもつながるという。
エンジンはPW1900Gを搭載し、標準座席数は97-114席、航続距離は5463キロ。ジェイエアが現在運航するE170は1クラス76席、E190は2クラス95席で、新たに導入するE190-E2の座席数や客室仕様は公表されていない。

ファンボロー航空ショーで飛行展示を披露するE190-E2=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ファンボロー航空ショーで飛行展示を終えて着陸するE190-E2=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JALは国内線の業務需要の減少や中長期的な人口減少、物価上昇や円安によるコスト増を課題として挙げている。地方路線を担うジェイエアへのE190-E2導入を、国内線事業の構造改革を進める上での長期戦略の中核と位置付けている。
E190-E2はANAホールディングス(ANAHD、9202)も導入を決めており、2028年度からの受領を予定している。ANAHDは2026年7月に、E190-E2の8機追加発注を決定し、9月に正式発注した。確定発注数は計23機となった。
JALとANAHDは、三菱スペースジェット(旧MRJ)の開発中止後、いずれもE190-E2を選定している。

E190-E2飛行試験機のコックピット=18年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALが発注したE190-E2(イメージ、同社提供)

JALが発注したE190-E2(イメージ、同社提供)
関連リンク
日本航空 [1]
ジェイエア [2]
Embraer [3]
E190-E2機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [4])
・E190-E2 Media flight at Funborough Air Show 2018 [5]
解説記事
・ANAはなぜエンブラエルを選んだのか 完結編・どうなるスペースジェット跡目争い [6](25年2月26日)
E190-E2搭乗記
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