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ANA、羽田国内線ラウンジを27年度拡充

 全日本空輸(ANA/NH)は9月29日、羽田空港第2ターミナルの国内線ラウンジを2027年度中に拡充すると発表した。2027年度早々にも拡張に着手し、年度内に供用を始める見通し。上級会員向けカード「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」の新制度開始に先行して整備する。

羽田空港第2ターミナル=24年8月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAによると、羽田空港をはじめとする国内主要空港の「ANA LOUNGE(ANAラウンジ)」で、出発便が集中する時間帯や年末年始などに満席や入室待ちが常態化しているという。SFC会員規模は現時点で2019年比約1.5倍となっており、2030年には現在の約1.2倍、2035年には約1.4倍に増えると試算している。

 ラウンジ拡充と並行し、利用者数を管理するシステムも改修する。ANAは2028年4月から始めるSFCの新制度で、年間決済額300万円未満の「SFC LITE」についても、国内線ANAラウンジを混雑時を除いて利用できるようにする。将来は事前予約制を導入する。

 事前予約では、あらかじめ利用者数を把握することで混雑緩和につなげる。予約なしの場合も、入室後に確実かつスムーズに着席できる状況であればSFC LITE会員の利用を認める一方、混雑時は入室できない。一方で、「混雑」の具体的な基準が29日時点では示されておらず、SNSでは基準が不明確だとして、LITE会員が実際にどの程度利用できるのかを疑問視する投稿もみられる。

 ANAは4月に発表したSFC制度改定案で、SFC LITEのラウンジ利用を一律不可としていたが、9月29日に方針を変更した。年間決済額300万円を基準に「SFC PLUS」と「SFC LITE」に分ける基本設計は維持し、SFC LITEのスターアライアンス資格を「ゴールド」から「シルバー」に格下げする方針も変えない。ゴールドはスターアライアンス加盟社のラウンジを利用できるが、シルバーは対象外になる。

 ANAのマイル制度「ANAマイレージクラブ(AMC)」は、搭乗実績などに応じて最上位ステータス「ダイヤモンド」、これに次ぐ「プラチナ」、3番目の「ブロンズ」があり、「プレミアムメンバー」と位置づけている。SFCは上位会員向けカードで、「ダイヤモンド」か「プラチナ」を獲得した会員が申し込める。

関連リンク
ANAスーパーフライヤーズカードのサービスについて [1]
全日本空輸 [2]

見直し
・ANA SFC見直し、LITEもラウンジ一部利用可 300万円基準維持 [3](26年9月29日)

再入会
・ANA、SFC退会者の特例再入会 27年3月末まで [4](26年9月29日)

SFC改定発表
・ANA、上級会員「SFC」ラウンジ利用不可も 年300万円で区分 [5](26年4月23日)

特集・ANA新制度 顧客との温度差
(1)プレミアムクラスが「ファーストクラス」表記に [6]
(2)家族連れ注意!国内線最安運賃は座席指定24時間前から [7]
(3)SFC改定「300万円の壁」だけでない反発理由 [8]