日本航空(JAL/JL、9201)傘下の農業法人JAL Agriport(JALアグリポート、成田市)は、自社農園「JAL FARM」で、中型産業用蓄電システムの稼働後初となる夏イチゴの収穫・販売を始めた。「カーボンゼロ農業モデル」の実証実験の一環で、太陽光発電と蓄電池を連携させ、夏季のハウス空調電力の約6割を再生可能エネルギーで賄った。イチゴは8月から収穫している。

JALアグリポートの農園で栽培しているイチゴ(同社資料から)

メゾンジブレー「夏苺『すず』のタルト」(JALアグリポートの資料から)
7月単月では、系統電力の使用量を約1万1500キロワット時(kWh)、電力コストを約28万円、二酸化炭素(CO2)排出量を約4.9トン削減した。夏のハウス空調に伴う電力コストとCO2排出量は、年間を通じてイチゴを生産する「周年栽培」の収益性を高める上で課題になっていたという。
JAL FARMでは、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発した「よつぼし」や「すず」などを栽培している。収穫した夏イチゴは、千葉県酒々井市のカフェコムサや神奈川県大和市のメゾンジブレーでタルトなどに使われているほか、成田地区のスーパーマーケットなどでもB級品を含めて販売している。
JALアグリポートは今後、夏イチゴの収穫量拡大や周年栽培の強化、周年栽培モデルの外販、海外輸出の拡大などを検討する。収穫した夏イチゴの販売については、収穫量を見極めながら展開を拡大する。
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JAL Agriport [1]
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