エアバスは現地時間9月1日、シンガポールのエアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)に、A220型機のフルフライト・シミュレーター(FFS)を導入すると発表した。2027年10-12月期(第4四半期)の運用開始を予定しており、アジア太平洋地域で増加するA220の訓練需要に対応する。

AATCに導入するA220のフルフライト・シミュレーター「CAE 7000XR」(CAE提供)

エアバスA220(写真はA220-300)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
AATCは、エアバスとシンガポール航空(SIA/SQ)の合弁会社。A220の訓練サービスは、CAE(本社・カナダ)とルフトハンザ・アビエーション・トレーニングの合弁会社フライト・トレーニング・アライアンス(FTA)と連携して提供する。FTAがFFSを設置し、AATCが運営と訓練を担う。導入するFFSはCAE製「7000XR」となる。
AATCとFTAは、A220の運航乗務員向けにタイプ・レーティング訓練(機種ごとの資格取得訓練)とリカレント訓練(再飛行訓練)を提供する。AATCはシンガポールのセレター・エアロスペース・パークにあり、AATC全体では年間最大1万人の訓練生にコースを提供できる。
エアバスは7月末時点で、世界の25社以上に532機のA220を納入しており、総受注数は1100機を超えている。

A220-300のコックピット=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エアバス・アジア・トレーニング・センター=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
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