エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間6月30日、自社で運航していた大型旅客機ボーイング777-300ER型機を貨物機に改修した777-300ERSFを、旅客便と貨物便双方を運航する航空会社として初めて商業運航に投入すると発表した。改修初号機(777-300ERSF、登録記号A6-EBK)による初便は7月1日の香港発ドバイ行きEK9837便で、100トンを超える貨物を搭載する。

エミレーツ航空の777-300ERSF改修貨物機(同社提供)
777-300ERSFの「SF」は「スペシャル・フレイター」の略で、777の新造貨物機で777-200LRをベースとする777Fと同様、機体左側後方に貨物ドアを新設。旅客機の777-300ERでは床下貨物室で運べる貨物は約30トン弱だったが、777-300ERSFは約100トンを世界各国へ運べるようになった。機体改修はイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が手掛けている。
貨物容積は811立方メートルで、新造機の777Fと比べて貨物容積が25%多く、パレット搭載位置も10カ所多い47カ所となる。EC(電子商取引)関連など、重量に対して容積の大きい貨物の輸送に適しているという。

エミレーツ航空の777-300ERSF改修貨物機の貨物室(同社提供)
今回の777-300ERSFは、エミレーツの貨物部門「エミレーツ・スカイカーゴ」に今年3月以降加わった6機目の貨物機となる。先行して新造の777Fを5機導入しており、既存の777-300ER旅客機を改修することで、航空貨物需要の拡大に対応する。
今年12月までに、777Fをさらに5機と777-300ERSFを1機追加する。2027年には777-300ERSFを3機導入し、同年末までに改修貨物機を計5機運航する計画を進める。
貨物便の就航地は、今年2月の40都市強から現在は62都市に拡大した。エミレーツ・スカイカーゴは、貨物機の増強により、ドバイを経由する輸送力やネットワークの柔軟性を高めるとしている。
関連リンク
Emirates SkyCargo [1]
エミレーツ航空 [2]
エミレーツ・スカイカーゴ
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777-300ERSF
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