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JAL、ドーハ維持 ロス専務「中東・アフリカは成長市場」

 日本航空(JAL/JL、9201)の路線事業本部長を務めるロス・レゲット専務は、今年2月末から運航を見合わせている羽田-ドーハ線について、路線を維持する考えを示した。ブラジルのリオデジャネイロで本紙の取材に応じた。中東情勢により、JALの安全基準に照らすと運航再開を判断できない状態だとしつつ、安全基準をクリアできれば「またやりたい」と語った。一方、再開を決めた場合、機材・乗員繰りなどで準備に約2カ月は必要になるとした。

羽田空港を出発するJALのドーハ行き初便JL59便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ロス専務は、ドーハ線について「非常に大事な路線」だと強調。主な接続先である欧州だけでなく、「中東・アフリカも今後成長する市場」だとし、JALのネットワーク上、大きな意味を持つ路線と位置付けた。

 現在は中東情勢や他社の運航状況、旅客と社員の安全確保を「日々モニターしている」と述べた。一方で、日本発とカタール発の双方に需要があって成立する路線だとし、需要回復の見通しは不確定要素が多い状況を念頭に懸念も示した。

リオデジャネイロでインタビューに応じるJALのロス・レゲット専務=26年6月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田とドーハを結ぶ路線では、コードシェア(共同運航)を実施しているカタール航空(QTR/QR)がドーハ-羽田線を現地時間7月15日に再開し、8月1日からは週7往復(1日1往復)のデイリー運航に増便する。カタール航空はドーハ-成田線を6月17日から1日2往復(週14往復)に増便し、ドーハ-関西線も6月16日に再開する。

 一方、JALはドーハ線の機材やパイロット、客室乗務員を他路線へ振り向けており、再開を決めても、すぐに戻すことが難しい可能性もあるとした。運休中の機材は羽田-ロンドン線にも活用しており、深夜発の2便目をボーイング787-8型機から787-9に大型化している。

 ロス専務は、ドーハ線について「もうやめるという判断にはなっていない」と強調した。中東情勢が長期化した場合は、判断が変わる可能性にも言及したが、状況を見極めているという。

 JALの羽田-ドーハ線は2024年3月31日に就航。中東情勢を受け、今年2月28日から欠航が続いている。JALは6月10日時点で、羽田発ドーハ行きJL59便を7月31日まで、ドーハ発羽田行きJL50便は8月1日まで欠航を決定している。

*インタビューでは、国内線サーチャージや、マイル戦略なども聞きました。詳報は後日掲載します。

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