米シカゴ・オヘア国際空港で現地時間5月21日午前(日本時間同日午後)、ユナイテッド航空(UAL/UA)のボストン発シカゴ行きUA1834便(ボーイング737-900ER型機、登録記号N75433)が、全日本空輸(ANA/NH)のシカゴ発成田行き貨物便NH8421便(777F、JA771F)に接触した。現地報道によると、UA1834便はスポット(駐機場)へ向けて地上走行中で、別の誘導路で待機していたNH8421便の尾部に翼端が接触した。

シカゴでユナイテッド航空の737-900ERに接触されたANAの777F JA771F(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
UA1834便は同日午前8時5分にボストンを出発し、シカゴへ午前9時43分に着陸後、午前10時に到着した。米NBCシカゴによると、同便には乗客154人と乗員7人が搭乗しており、けが人は報告されていない。また、FAA(米国連邦航空局)が調査しているという。ユナイテッドは、同機がゲートへ向けて地上走行中に別の航空機の尾部を軽くこすり、乗客はゲートで通常通り降機したと説明している。
NH8421便は、定刻では21日午前9時15分にシカゴを出発し、成田へ向かう予定だった。777Fは貨物搭載量が最大約100トンの大型貨物機で、ANAは2機保有しており、今回接触されたのは初号機。日本初導入の機体で、2019年7月2日に就航した。成田-シカゴ線への777F投入は、同年10月29日に開始した。
航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、NH8421便のJA771Fは、23日時点で接触後の運航を確認できない。一方、UA1834便に投入されたN75433は、23日のカンクン行きUA2736便から運航を再開する見通し。
関連リンク
ユナイテッド航空 [1]
全日本空輸 [2]
ANAカーゴ [3]
ANAの貨物事業
・ANA、貨物事業NCAに27年4月統合 国内外3空港で上屋集約 [4](26年3月27日)
・ANA、777F貨物機をNCA運航に 777-8F念頭に新体制へ [5](26年1月30日)
777F
・ANAカーゴ、777F就航 日本初導入、大型貨物も輸送可に [6](19年7月2日)
写真特集・ANA 777Fお披露目
外観編 “アオカケス”北米へ大型貨物 [7](19年6月29日)
機内編 荷主席にコンセント完備の大型貨物機 [8](19年6月28日)