ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)の2026年3月利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比18.2%増の85万1284人だった。80万人を上回るのは、86万9111人だった2020年1月以来6年2カ月ぶりで、新型コロナの流行後としては初めて。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は6.0%増の54億1400万2000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は16.3%増の48億3480万5000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は7.9ポイント上昇し89.3%だった。

26年3月の利用率が国際線89.3%、国内線85.4%だったANA=26年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
一方、国内線は旅客数が前年同月比4.7%増の368万5541人、ASKは2.2%減の35億4849万1000座席キロ、RPKは5.3%増の30億3144万4000旅客キロ、搭乗率は6.0ポイント上昇し85.4%となった。
―記事の概要―
・国際線
・国内線
・貨物郵便
・運航状況
国際線
国際線の方面別では、L/Fが最も高かったのは欧州方面の93.1%(前年同月比8.2ポイント上昇)で、低かったのはアジア/オセアニア方面の86.9%(9.3ポイント上昇)だった。
旅客数は3方面すべてで前年を大きく上回った。このうち増加率が最も高かったアジア/オセアニアは20.4%増の52万8914人。最も低かった欧州方面は、13.3%増の8万6938人だった。
国内線
国内線のうち、羽田発着の幹線4路線の搭乗率は、那覇線の93.1%(6.1ポイント上昇)が最も高く、最低値は伊丹線の81.4%(5.7ポイント上昇)だった。
旅客数は伊丹線のみ前年を下回った。上回った3路線のうち、増加率が最も高かったのは札幌(新千歳)線で、12.5%増の37万2643人。唯一の前年割れとなった伊丹線は、4.3%減の22万7594人だった。
貨物郵便
貨物・郵便の輸送実績は、国際は貨物が5万8340.3トン(2.8%増)、郵便が874.8トン(8.6%減)。国内は貨物が2万1929.9トン(1.2%減)、郵便が1169.6トン(28.6%減)だった。
運航状況
運航状況は、国際線が運航率99.4%(前年同月は99.7%)、定時到着率87.0%(90.6%)。国内線は運航率99.2%(98.8%)、定時到着率83.2%(76.1%)だった。
関連リンク
全日本空輸 [1]
・JAL、国際線利用率91.6% 旅客4カ月ぶり前年超え=3月実績 [2](26年5月1日)
・ANA、国際線73万人 利用率85.5%=2月実績 [3](26年4月9日)