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JAL、羽田スカイミュージアム入場料1000円に 11/1から見学枠・時間拡大

 日本航空(JAL/JL、9201)は9月18日、格納庫などで構成する羽田空港の見学施設「SKY MUSEUM(スカイミュージアム)」を4年ぶりにリニューアルすると発表した。11月1日に刷新し、見学枠と時間を拡大する一方、これまで無料としていた入場料を新たに設定する。

*トワイライト枠や新展示はこちら [1]

リニューアルするJALスカイミュージアム=22年5月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新たに設ける入場料は1人1000円で、13歳以上の大人が対象となる。予約時にクレジットカードで支払う。工場見学コース以外は、入場料をコース料金に含んだ価格で販売する。12歳以下の子供は従来どおり無料で見学できる。小学生未満は入場不可。

 現在の見学枠は週5日間の1日3回ずつで、各回110分を設定する。リニューアル後は現在定休日としている金曜を定期開催日とし、水曜のみを定休日とする。また見学枠を1日最大5回に増枠し、午後1時30分からと午後4時30分からの回を追加。全5回を20分ずつ延長し、各回130分に拡大する。

 増枠する午後4時30分からの回は「トワイライト枠」と呼ばれるもので、2021年から休止していたが、今回のリニューアルで4年ぶりに復活。JALによると、夏季には格納庫から機体越しに夕日を望むことができることから人気枠だったという。復活後は開催期間や曜日を限定することがある。

 リニューアルに伴いエントランス設備も刷新し、動線を拡大することで混雑時でもスムーズに入場できるようにする。また、無料で利用できる荷物ロッカーを約100個新設。SKY MUSEUM限定の商品も拡大する。

 JALは社会貢献活動(CSR)の一環として、機体整備工場の見学を1950年代半ばから無償で提供。1994年からは統合前の旧日本エアシステム(JAS)も工場見学を開始し、2013年7月に見学施設をスカイミュージアムとしてリニューアルした。年間10万人以上が来場する人気施設で、JALグループのほか、日本の航空業界の歴史を紹介する史料も保管・展示している。

 今回のリニューアルにより入場料を初めて設定。今後公開を予定する展示品の追加やデジタル化などの保全を進めるほか、新コンテンツの導入により「空の歴史」や「空の未来」を体感できるようにしていく。

JALスカイミュージアムで展示する客室乗務員の歴代制服=22年5月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
JAL工場見学 SKY MUSEUM [2]
日本航空 [3]

リニューアルするスカイミュージアム
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