ボーイングは現地時間9月3日、カナダのウエストジェット(WJA/WS)が737-10(737 MAX 10)と787-9を計67機追加発注したと発表した。ウエストジェットにとって過去最大規模の契約で、同社の確定発注は123機になった。

ウエストジェットの787-9と737-10 (ボーイング提供)
67機の内訳は、737-10(737 MAX 10)が60機、787-9が7機で、それぞれ25機と4機のオプション付き契約。今年6月の受注履歴では、匿名顧客による発注分として記載されていた。
ウエストジェットが長距離路線に投入している787-9は現在7機だが、今回の追加発注で保有機数を倍増させる。
カルガリーを拠点とするウエストジェットは、1996年に3機の737で就航。現在は約150機の737を運航している。長距離路線には737 MAXと787を投入しており、欧州、アジア、中南米とカナダ各地を結んでいる。
今回の契約で、737 MAXファミリーの中でもっとも大きい737-10の発注総数は107機となった。ウエストジェットが保有する機材の平均機齢は約10年だという。
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Boeing [2]
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