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川重、神戸市から最新ヘリBK117 D-3受注 27年納入

 川崎重工業(7012)は6月25日、神戸市から最新中型双発ヘリコプター「H145//BK117 D-3」を1機受注したと発表した。納入は2027年3月の予定で、消防用ヘリコプターとして運用される。消防・防災向けのD-3受注は6機目で、同社のD-3受注実績は37機となった。

H145/BK117 D-3(川崎重工提供)

 D-3はBK117 D-2の改良型で、フルフラットフロアを備えたキャビン、後部の観音開きカーゴドア、高高度でのホバリング性能の向上、低騒音化、最新アビオニクス搭載といった特長を継承。最新式の5枚ブレードによるメインローター・システムの採用などにより、D-2と比べて有効搭載重量が約150kg増え、整備期間を約50%短縮した。

 BK117は川重と旧西ドイツのMBB(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現エアバス・ヘリコプターズ・ドイツ)が共同開発し、1982年に国産ヘリとして初の型式証明を取得。1983年に初号機を納入した。25日時点で、川重の納入分は204機。エアバスヘリ納入分を合わせると、世界で2000機以上が引き渡されており、ドクターヘリ、人員や物資輸送、警察、消防、防災、報道などの分野で運用されている。

関連リンク
神戸市 [1]
BK117-D3型の紹介 [2](川重)
川崎重工業 [3]

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