- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

ニューギニア航空、A220を追加発注 11機体制に

 エアバスは現地時間5月28日、パプアニューギニア国営のニューギニア航空(ANG/PX)がA220-100型機を2機追加発注したと発表した。2023年に確定発注した6機のA220-100に続く2回目の発注で、今後はリース機を含む最大11機のA220を導入する見通し。

ニューギニア航空のA220(エアバス提供)

 ニューギニア航空は、A220を燃費性能や快適性を活かして国内線や地域路線の中核機材に位置付けており、経済成長を支える航空ネットワークの強化につなげる。今回の発注は、初号機がカナダ・ミラベルの最終組立工場で組立工程に入ったタイミングで明らかにされた。

 現時点の確定発注は今回の2機を含めて標準型のA220-100が8機で、このほかに米国の航空機リース会社アゾーラから長胴型のA220-300を3機リース導入する。

 A220は100-160席市場向けの単通路機で、メーカー標準座席数が100-135席のA220-100と、120-160席のA220-300の2機種で構成。燃料消費とCO2(二酸化炭素)排出量を1座席あたり25%削減できるといい、低燃費・低騒音が売りとなる米プラット・アンド・ホイットニー社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。すでに世界24社が導入し、1600以上の路線で運航されている。

カナダ・ミラベルの最終組立工場で製造されるニューギニア航空向けA220-100初号機(エアバス提供)

関連リンク
Air Niugini [1]
ニューギニア航空 [2]
Airbus [3]

前回のA220発注
ニューギニア航空、A220を確定発注 フォッカー更新 [4](23年11月2日)
ニューギニア航空、A220を11機導入 25年以降に初号機、フォッカー置き換え [5](23年8月17日)

A220
1列5席で快適性アピール 写真特集・エアバスA220羽田公開 [6](22年6月18日)
なぜA220は中部でデモフライトを実施したのか 特集・日本の100-150席市場を考える [7](19年8月14日)
A220ってどんな機体? 特集・エアバス機になったCシリーズ [8](18年7月11日)

ニューギニア航空
ニューギニア航空、787-8を初発注 [9](23年6月6日)
ニューギニア航空、成田-チューク9月就航 [10](18年5月31日)
ニューギニア航空、737 MAX 8を4機発注 [11](16年2月19日)