- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

737MAX品質問題で内部告発者死亡が1位 先週の注目記事24年4月28日-5月5日

 4月28日から5月5日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれた記事は、ボーイング737 MAXの製造上の欠陥を指摘した内部告発者が亡くなった事件で、シアトル・タイムズが現地時間1日に報じたニュースです。

品質問題でスピリットの内部告発者が亡くなった737 MAX(写真は737 MAX 10)=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 737MAX品質問題、内部告発者が死亡 スピリット元従業員=米紙報道 [1]

 シアトル・タイムズによると、亡くなったのはボーイングの主要サプライヤーである米スピリット・エアロシステムズの元品質監査員で内部告発者の一人、ジョシュア・ディーン氏(45)。ディーン氏の健康状態は良好だったものの、同紙は親族の話として、2週間ほど前に体調を崩して呼吸困難のため病院を訪れ、肺炎を発症後にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症と診断されたといい、病状が急速に悪化したとのことです。

 ボーイングの品質問題を巡っては、今年3月に787の製造工程の問題点を内部告発したノースチャールストン工場の元従業員が遺体で見つかり、警察が捜査を続けています(関連記事 [2])。現時点で2件の関連性などはわかっていません。

 ディーン氏死亡事件のシアトル・タイムズの記事はこちら [3]