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ZIPAIR、8号機が成田到着 6日就航

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)のボーイング787-8型機の8号機(登録記号JA828J)が1月3日、成田空港へ到着した。6号機(JA827J)と同様、親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体を改修したもので、初便は6日の成田午後5時発のバンコク行きZG51便となる見込み。

ZIPAIRの787-8(資料写真)=23年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8号機は改修作業を実施した中国のアモイ(厦門)を現地時間3日午前1時5分に出発。成田には同日午前6時1分に着陸し、同19分に804番スポット(駐機場)へ到着した。初便は整備作業や機材繰りなどで変更になる可能性がある。

 座席数は従来と同じ2クラス290席で、フルフラットシートを採用した「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席。JALの787では5号機だった機体で、2012年にはスタジオジブリとJALが共同で進めていた「空を飛ぶ。」プロジェクトの特別塗装機として運航された。

 ZIPAIRは、JALが100%出資する中長距離国際線LCC(低コスト航空会社)。受領済みの7機のうち、5号機(JA850J)と7号機(JA851J)が新造機で、残り5機はJALが運航していた初期受領機を改修した機体となっている。

 現在は成田-バンコク、ソウル(仁川)、ホノルル、シンガポール、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、マニラの国際線8路線を運航。このうち3路線が米本土路線で、3月13日には成田-バンクーバー線を開設し、カナダへ初めて乗り入れる。

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ZIPAIR [1]

JA828J
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(終)「エアラインの常識は世間の非常識」 [11]

機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [12]
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも [13]

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