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カンタス航空、787-10を8機初発注 787-9も4機追加

 ボーイングは現地時間8月23日、カンタス航空(QFA/QF)グループからボーイング787-10型機と787-9を合わせて12機受注したと発表した。カンタスが787-10を発注するのは初めて。2027年度から順次引き渡される見通し。

カンタス航空の787-9(下)と787-10のイメージイラスト(ボーイング提供)

 内訳は超長胴型の787-10が8機、長胴型の787-9が4機。現在カンタスは787-9を14機保有しており、ワイドボディー(広胴・双通路)機であるエアバスA330型機の更新を進め、燃費やCO2(二酸化炭素)排出量削減を加速する。

 エンジンは、既存の787-9が米GE製GEnx-1Bを選定しており、今回発注した12機も同じエンジンを採用する。

 カンタスは同時にA350-1000を12機追加発注。2028年度から受領する。総2階建ての超大型機A380は2032年度以降、A350に置き換える(関連記事 [1])。

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カンタス航空 [2]
Boeing [3]
ボーイング・ジャパン [4]

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