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JAL、羽田国際線をコロナ前1.5倍に ニューヨーク増便、1日2往復に=23年度計画

 日本航空(JAL/JL、9201)は1月31日、2023年度夏ダイヤ(3月26日から10月28日)の国際線運航計画を発表した。羽田-ニューヨーク線を増便し1日2往復運航するほか、羽田発着のシンガポール・マニラの2路線も増便する。羽田路線の便数はコロナ前の1.5倍に拡大する見通し。また成田路線は路線を維持し、乗り継ぎ利便性を考慮。JALグループのLCC 3社で北米やアジア、中国の路線網強化を図る。このほか、夏休みを中心とした繁忙期にハワイ・グアム路線を増強し、旅行需要の獲得を目指す。

—記事の概要—
羽田-NY・シンガポール1日2往復に
成田-コナ・グアムは繁忙期のみ

羽田-NY・シンガポール1日2往復に

23年度計画で羽田-ニューヨーク線を増便するJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田路線では、ニューヨーク線を5月28日から1日1往復を追加。現在はJL6/JL5便を1日1往復運航しており。追加後は1日2往復となる。

 増便分の運航スケジュールは、ニューヨーク行きJL4便が羽田を午後6時35分に出発し、午後6時25分着。羽田行きJL3便は午前1時30分にニューヨークを出発し、翌日午前4時45分に到着する。機材はボーイング777-300ER型機(4クラス244席:ファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席)を投入する。

 羽田-ニューヨーク線の増便に伴い、羽田空港とニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)を機能強化する。羽田空港では今春をめどに国際線サクララウンジを拡張し、JFKでは5月28日から乗り入れるターミナルを従来のターミナル1からターミナル8へ変更する。また、10月29日開始の冬ダイヤからエアバスの大型機A350-1000型機を国際線へ投入し、羽田-ニューヨーク線が最初の投入路線となる(関連記事 [1])。

 ニューヨーク線以外の羽田路線では、シンガポール線を夏ダイヤ期初の3月26日に増便。週4往復のJL35/JL38便を増便し、1日1往復(週7往復)運航する。同路線はJL37/JL36便も1日1往復運航しており、増便後は1日2往復となる。

 マニラ線は現在の週4.5往復を3月26日に増便。増便後は1日1往復運航する。

成田-コナ・グアムは繁忙期のみ

 ハワイ・グアム路線のうち、週3往復の関西-ホノルル線を6月7日以降に週4往復へ増便。中部-ホノルル線も夏ダイヤ期初の週1往復から7月14日以降は週3往復に増便する。成田-コナ線は夏休みの繁忙期を中心に週3往復運航し、成田-グアム線も繁忙期に週4往復設定する。

 成田路線は、北米・アジア・中国の路線強化を継続。ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)とジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、スプリング・ジャパン(旧春秋航空日本、SJO/IJ)のグループLCC 3社で、路線網を強化する。

関連リンク
日本航空 [2]

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