ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は8月19日、統合した旧バニラエアの機内搭載カートを再販すると発表した。機内で実際に使用していたものを含む中古品で、長さが異なる「ハーフサイズ」と「フルサイズ」の2種類を販売する。同日午後6時から先着順で受け付ける。
ピーチが販売する旧バニラエアの機内搭載カート（写真は前回販売分、同社提供）
販売するカートは中古品で、運航時に使用していたり、運搬・保管時にできた傷や汚れがあるものもある。大きさは幅30.2センチ、高さ103センチで、長さはハーフサイズが40.5センチ、フルサイズが81センチ。実運航で使用したドロワー（引き出し）も付属する。
計15台限定で、ピーチのオンラインショップで取り扱う。ハーフサイズは状態により税込み価格が異なり、美品は9万円、使用感のあるものが8万円で、5台ずつ計10台販売する。フルサイズは12万円で5台用意する。価格には送料が含まれる。
ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のピーチは、同じくANAHD傘下の旧バニラエアと約3年前に統合。バニラの運航終了は2019年夏ダイヤ最終日の10月26日で、最後まで業務に従事してきたバニラの社員が同年11月1日付でピーチへ転籍した。
2021年3月には、バニラの黄色い塗装をまとったピーチの特別塗装機（エアバスA320型機、登録記号JA08VA）が就航。バニラがLCCとして初就航した奄美大島をイメージしたデザインを機体に施した。
ピーチは今年3月に、バニラのカートを7台限定で販売。未使用の状態でピーチの倉庫に保管していた新古品で、今回同様ドロワーもセットにした。3月の販売分は用意した7セットが1分で売り切れ“瞬殺”となった。
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