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ANA、アプリで空港空席待ち

 全日本空輸(ANA/NH)は6月22日、空港での空席待ちをスマートフォンなどで手続きできるようにした。同社のモバイルアプリ「ANAアプリ」やウェブサイトから手続きできる。同社によると国内の航空会社では初めてだという。

空港での空席待ちをスマートフォンアプリで対応するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 22日からANAアプリの「My Booking」画面内に「座席選択・変更」画面を表示できるボタンを追加。画面を1回タップするだけで表示できるようにしたという。

 これまでは空港でカウンターオープン後、利用者に空港での空席待ちを申し込んでもらい、搭乗口付近で結果を知らせていた。今後は利用者自身のスマートフォンなどで、搭乗当日から空港空席待ちの申し込みや状況照会が可能になる。

 座席を用意できた利用者には、アプリのプッシュ通知やメールによる通知で知らせ、オンラインチェックインで搭乗手続きを済ませられる。

 アプリ強化に伴い、国内線の一部サービスを廃止する。2006年9月1日に導入した「SKiP(スキップ)サービス」と呼ぶ国内線航空券の購入や座席指定を済ませた乗客が、保安検査場に直接向かえるサービスを2023年3月31日で終了。51空港に437台設置している国内線用の自動チェックイン機は2023年度に廃止し、1年かけてすべて撤去する。

 また、保安検査場通過時に受け取る黄色い用紙の「保安検査証」と、搭乗口で受け取る搭乗者名や便名、座席番号などが書かれたピンク色の用紙「ご搭乗案内」も廃止する。

関連リンク
全日本空輸 [1]
ANAアプリ [2](ANA)

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