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JAL、産直品を首都圏へ 第1弾は道産生ホタテ、冷凍せず空輸

 日本航空(JAL/JL、9201)と傘下のJALUX(ジャルックス、2729)の2社は5月19日、食材を産地から空輸し、首都圏の小売り店舗に届ける取り組みを開始すると発表した。JALの物流網とJALUXの流通網を生かした取り組みで、第1弾は北海道産のホタテを冷凍せずに生のまま取り扱う。

女満別空港で生ホタテを機内に搭載するJALのスタッフ(JALUX提供)

JALが空輸する生ホタテ(JALUX提供)

 ホタテはオホーツク海に面した常呂漁港で水揚げし、港で梱包したあと女満別空港へ運び、羽田へ空輸する。羽田着後は首都圏のスーパーマーケットなどで販売する。6月3日から取り扱い、12月下旬までの販売を予定する。

 オホーツク産の帆立は通常、水揚げ後に急速冷凍してから流通する。冷凍せず生の状態で空輸することで、現地の味を首都圏でも体験できるようになる。

 第2弾は夏に、十勝地方の朝どれトウモロコシを取り扱う見込み。

関連リンク
日本航空 [1]
JALUX [2]

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