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JAL、JOMONジェット就航 縄文遺跡の世界文化遺産登録で

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産への登録が決定したことを受け、日本航空(JAL/JL、9201)は8月5日、特別塗装機「JAL JOMONジェット」(ボーイング737-800型機、登録記号JA329J)を就航させた。

羽田空港を離陸するJAL JOMONジェット初便青森行きJL141便=21年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 北海道・北東北の縄文遺跡群は、北海道と青森県、岩手県、秋田県の1道3県にある17の遺跡で構成され、狩猟や採集、漁を基盤に人々が定住して集落が発展し、1万年以上続いた「縄文時代」の生活や精神文化を現代に伝える貴重な文化遺産。北海道函館市の大船遺跡、青森県青森市の三内丸山遺跡、岩手県一戸町の御所野遺跡、秋田県鹿角市の大湯環状列石などがある。

 JOMONジェットは、機体に青森県の児童が縄文遺跡群を表現したイラストをアレンジして描いた。座席数は通常の737-800と同じく2クラス165席(クラスJ 20席、普通席145席)となる。

 初便は羽田発青森行きJL141便で、午前7時53分に24番スポットを出発し、C滑走路(RWY34R)から離陸した。5日はJL141便と折り返しの羽田行きJL142便のほか、羽田午後3時40分発の秋田行きJL165便、折り返しの秋田午後5時35分発の羽田行きJL166便、6日は函館午前10時発の羽田行きJL584便などに投入を予定している。

 また、ユネスコの世界自然遺産には、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄島北部と西表島の4地域の登録が7月26日に決まった。

羽田空港を出発するJAL JOMONジェット初便青森行きJL141便=21年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港を離陸するJAL JOMONジェット初便青森行きJL141便=21年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港を離陸するJAL JOMONジェット初便青森行きJL141便=21年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港を離陸するJAL JOMONジェット初便青森行きJL141便=21年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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