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ルフトハンザ・カーゴ、A321を貨物機に改修 22年から2機

 ルフトハンザ・カーゴ(GEC/LH)は、旅客機のエアバスA321型機を貨物機に改修し、2022年初頭から2機投入する。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で旅客需要の回復が遅れる一方で、貨物需要が旺盛なことから欧州域内に投入する。

貨物室のイメージ(ルフトハンザ・カーゴ提供)

ルフトハンザのA321=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 2機のA321は貨物専用に改修し、A321P2F(Passenger-to-Freighter、貨物転用型)と呼ばれる。旅客機では客室だった「メインデッキ」に貨物コンテナを積めるようにするため、貨物ドアを新設する。運航はルフトハンザ・シティライン(CLH/CL)が担う。

 積載量は28トン、航続距離は3500km。ルフトハンザ・カーゴによると、今後5年間の越境eコマース貨物の成長率は、年約20%が見込まれるという。

 A321P2Fは、エアバス純正の貨物機改修プログラムで、客室から座席を撤去するだけでなく、新造の貨物機と同じく貨物コンテナを搭載できる貨物室を備えている。

 ルフトハンザ・カーゴは貨物需要が堅調であることから、大型機のボーイング777F貨物機も追加導入する。

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ルフトハンザ ドイツ航空 [2]

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