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下地島空港、航空貨物の実証事業 スカイマークらと連携、宮古圏の輸送強化

 下地島空港のターミナルを運営する下地島エアポートマネジメント(SAMCO、沖縄・宮古島市)は6月28日、航空貨物取扱体制構築に向けた実証事業を開始すると発表した。羽田など3空港から就航するスカイマーク(SKY/BC)のほか、市内の貨物運送事業者(フォワーダー)と連携し、事業性を検証する。

スカイマークらと連携し航空貨物の実証事業を始める下地島空港=19年3月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 SAMCOは沖縄県と宮古島市から業務を受託し、スカイマークとフォワーダーと連携。宮古圏域での航空貨物輸送の強化・拡充を検証する。実証事業ではSAMCOが全体の統括と事業性を検証し、スカイマークは一部定期便での貨物輸送のほか、品質管理などフォワーダーとの調整を進める。実証期間は7月から2022年2月まで。下地島空港には貨物上屋などの貨物取扱施設がないため、実証事業の開始に伴い簡易設備を設置する。

 宮古島にある宮古空港は宮古圏域唯一の航空貨物輸送拠点で、貨物取扱量が増加傾向にある。特産品のマンゴーの収穫期にあたる6月から8月は台風のシーズンとも重なり、例年は貨物が集中する時期に台風による欠航が頻発する。また現在は、新型コロナウイルスによる影響で宮古発着便が減便対象となることも多く、貨物臨時便が多く設定されている。

 今回の実証事業により、下地島空港への航空貨物拠点化による有用性を検証。2022年度以降の安定的な航空貨物取扱いを目指す。将来的には貨物上屋の建設や国際貨物の取扱に向けた体制構築も検討する。

関連リンク
みやこ下地島空港ターミナル [1]
スカイマーク [2]
沖縄県 [3]
宮古島市 [4]

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