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ANA、国内線103路線で追加減便1万便超 7月運航率51%

 全日本空輸(ANA/NH)は6月10日、7月の国内線を追加減便すると発表した。期間は7月1日から31日で、103路線1万1470便を追加減便。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響前に策定した2020年度計画と比べ、7月の運航率は6月と同率の51%となる。一方、日本航空(JAL/JL、9201)の運航率は76%になる(関連記事 [1])。

7月の国内線運航率が51%となるANA=21年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回発表分のうち、羽田発着の主な路線は札幌(新千歳)線が1日16往復の計画に対し、9往復から16往復に減便する。同15往復の伊丹線は8-15往復に、福岡線は同18往復を9-18往復に、那覇線は同13-14往復を9-14往復に、それぞれ減便する。

 期間中に1便も運航しない運休路線は13路線で、6月から6路線減少。成田発着が中部、札幌、仙台、新潟、那覇の5路線、札幌発着が福島、静岡、岡山、広島、那覇の5路線、伊丹-福島、中部-宮崎、福岡-宮崎の各線が対象になる。

 一部の日が運休となるのは26路線で、6月から16路線増加。羽田-神戸、羽田-紋別、羽田-根室中標津、羽田-旭川、羽田-釧路、羽田-大館能代、羽田-能登、羽田-山口宇部、羽田-萩・石見、神戸-札幌、中部-女満別、中部-旭川、中部-函館、中部-福岡、中部-新潟、中部-松山、中部-鹿児島、仙台-那覇、富山-札幌、小松-札幌、岩国-那覇、高松-那覇、松山-那覇、熊本-那覇、福岡-小松、福岡-石垣の各線が対象になる。

関連リンク
全日本空輸 [2]

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