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成田空港、1タミ国内線エリア10月再開へ 半年ぶり、ピーチ再移転で

 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は9月24日、閉鎖中の第1ターミナル(T1)国内線エリアについて、冬ダイヤ初日の10月25日に再開すると発表した。同日からピーチ・アビエーション(APJ/MM)がT1に再移転することに伴うもので、半年ぶりの再開となる。閉鎖中の一部国際線エリアは、閉鎖を継続する。

閉鎖中の第1ターミナル国内線エリアを10月に再開する成田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ピーチは現在、LCC専用の第3ターミナル(T3)を使用している。成田へ就航した2013年10月27日から2019年10月26日まではT1に乗り入れていたが、同じくANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の旧バニラエア(VNL/JW)との統合により、同社が使用していたT3へ同年10月27日に移転。今回、全日本空輸(ANA/NH)など国内外約50社の航空会社が乗り入れるT1に再移転する。

 成田空港では、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により発着便が減少していることから、4月20日からT1北ウイングの第1サテライトと南ウイングの第4サテライト、国内線エリアの3カ所と、第2ターミナル(T2)のサテライトと、本館とサテライトを結ぶ連絡通路を閉鎖している。このうち再開するのはT1の国内線エリアのみで、残りは当面の間閉鎖する。

 NAAは、国際線を中心に発着回数が激減したことにより、2本ある滑走路のうちB滑走路を4月12日から閉鎖。LCC各社を中心に国内線が復便傾向にあったことから、7月22日午前6時に101日ぶりに運用を再開した。

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ピーチ・アビエーション [2]

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