ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のavatarin（アバターイン）は、石川県加賀市と「オンライン修学旅行」の実証実験を9月2日に実施する。avatarinが開発した遠隔コミュニケーションアバター（分身）の「newme（ニューミー）」を使い、ANAグループの総合訓練施設「ANA Blue Base（ABB、ANAブルーベース）」を小学生が訪れる。
ANAの訓練施設「ANA Blue Base」＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
新型コロナウイルスの影響で小中学生の修学旅行が全国的に中止になる中、新たな修学旅行のあり方を模索する。加賀市とANAHDは2019年5月にイノベーション連携協定を結んでおり、当日は加賀市立錦城小学校の6年生がABBの館内をnewmeを通じて見学する。
今回の実証実験では、客室乗務員が訓練で使用するモックアップ、パイロットが操縦訓練を行うフライトシミュレーター、退役した旅客機のエンジンや主脚の実物を使う整備士の訓練設備を見学する。小学生は加賀市イノベーションセンターから参加する。
avatarinは今年4月1日に、ANAHD初のスタートアップ企業として設立された。加賀市とは、今年5月に市内の病院で遠隔見舞いサービスの実証実験を行っている。
関連リンク
加賀市 [1]
avatar-in アバターイン [2]
ANA Blue Base
・ANAベテラン整備士、創業時のヘリ移設で若手に創意工夫伝える [3]（20年8月1日）
・ANA、総合訓練施設「ANA Blue Base」公開 20年6月に全面運用 [4]（19年5月30日）
newme
・ANAとJAXA、宇宙で「アバター」 地球から操作、一般体験も [5]（20年5月19日）
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・アバターでリモートお見舞い ANA系ベンチャー、加賀の病院で [7]（20年5月4日）
・ANA、アバター事業会社「avatarin」設立 [8]（20年4月2日）
・ANAHD、遠隔交流アバター「newme」 片野坂社長「加速度的に増える」 [9]（19年10月16日）
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