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羽田など主要8空港、ドローン飛行禁止 違反者は懲役も

 国土交通省航空局(JCAB)は、羽田や成田など主要8空港周辺でドローンやラジコン飛行機など小型無人機の飛行を禁止する。改正小型無人機等飛行禁止法に基づき対象空港を指定し、7月22日から施行する。

ドローン飛行禁止が明確になった羽田空港=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象空港は羽田と成田、関西、伊丹、新千歳、中部、福岡、那覇の8空港。2019年に関空周辺でドローンの目撃情報が相次ぎ、滑走路が利用できなくなる問題が3回発生したことから、今年6月に「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律」(小型無人機等飛行禁止法)を改正し、空港でのドローンに対する危険防止策を強化した。

 6月の改正により、対象空港周辺ではドローンやパラグライダーなどの飛行を禁止できるようになった。違反者に対しては、警察官などが退去命令や電波による飛行妨害、破壊などの措置を取れる。罰則は1年以下の懲役または50万円以下の罰金。国交省は8空港を対象とする告示を7月15日付で公布し、対象空港周辺では重さや大きさに関わらずドローンなどの飛行を原則禁止とした。

 また、航空法では空港などの周辺や人口集中地区の上空などの空域では、重量が200グラム以上の無人航空機の飛行を原則禁止にしている。

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