日本航空（JAL/JL、9201）は7月1日、羽田－ヘルシンキ線の旅客定期便を週3往復で開設した。成田発着便を移管し、夏ダイヤ初日の3月29日に就航予定だった羽田新路線のひとつで、新型コロナウイルスの影響により、これまでは旅客を乗せない貨物専用便として運航していた。
羽田空港でヘルシンキ行き初便JL47便に搭乗する乗客＝20年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
運航日は羽田発が火曜と水曜、木曜、ヘルシンキ発が水曜と木曜、金曜で、計画の週7往復（1日1往復）から減便。運航スケジュールは、ヘルシンキ行きJL47便が羽田を午前10時40分に出発し、午後2時55分に着く。羽田行きJL48便は午後5時25分にヘルシンキを出発して、翌日午前8時55分に到着する。機材はボーイング787-9型機（3クラス195席）を使用する。
初便のヘルシンキ行きJL47便（787-9、JA867J）は乗客75人（幼児3人含む）を乗せ、午前10時42分に107番スポット（駐機場）から出発した。乗客には3月29日の初便で配布予定だった記念品のバゲージタグやメッセージカードが配られた。復路の羽田行きJL48便の予約は40人だという。
前身の成田－ヘルシンキ線は、7年前の2013年7月1日に就航。JALの787による3つ目の新路線として運航を開始した。JALによると、貨物専用便としての羽田－ヘルシンキ線は3月29日から運航を開始し、ほぼ毎日してきたという。今後も旅客便の運航がない日は、貨物専用便の運航を予定している。
JALは夏ダイヤの羽田新路線としてヘルシンキ線のほか、シカゴ線とロサンゼルス線、ダラス線、ホノルル線、モスクワ（シェレメチェボ）線、シドニー線、デリー線、大連線の9路線10便を開設・再開し、ニューヨーク線と上海（浦東）線の2路線を増便することで、冬ダイヤの15路線22便を24路線34便に拡大予定だった。
7月に入りJALはヘルシンキ線に加え、羽田－ニューヨーク線、ダラス線、パリ線、ホーチミン線（復路のみ）、成田－サンフランシスコ線、ロサンゼルス線、フランクフルト線、バンコク線を順次運航便に加えていく。
＊写真は4枚。
羽田空港で横断幕を手にヘルシンキ行き初便JL47便を見送り乗客に記念品を渡す地上係員＝20年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
羽田空港を出発するヘルシンキ行き初便JL47便＝20年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
羽田空港を出発するヘルシンキ行き初便JL47便＝20年7月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
運航スケジュール
JL47 羽田（10:40）→ヘルシンキ（14:55）運航日：火水木
JL48 ヘルシンキ（17:25）→羽田（翌日08:55）運航日：水木金
関連リンク
日本航空 [1]
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