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FLIGHT OF DREAMS、営業再開 中部787展示施設、スタバなど一部飲食店も

 中部空港(セントレア)の島内にあるボーイング787型機を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」は6月12日、営業を再開する。再開するのは体験型コンテンツと一部の商業エリアで、再開後は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に努める。

3カ月半ぶりに再開するFLIGHT OF DREAMS=20年6月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

12日の再開後も休業を継続するFLIGHT OF DREAMS内のボーイングストア=20年6月10日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 12日から再開するのは、9種類の体験型コンテンツを提供する有料の展示エリア「Flight Park(フライトパーク)」と、飲食や物販などの13店舗が入居する無料の商業エリア「Seattle Terrace(シアトルテラス)」の一部。フライトパークはすべてのコンテンツを再開し、シアトルテラスの店舗は、スターバックスコーヒーやローソンなど4店舗が営業時間を短縮し再開する。1階でボーイングのオフィシャルグッズを販売する「ボーイングストア」は、休業を継続する。

 館内で案内を担当する係員は、マスクのほか飛沫防止のフェイスシールドを着用。カウンターなどには飛沫を防ぐ透明のパネルを設置し、対面時の飛沫感染を防止する。カウンターや展示エリアなど、行列ができる場所には、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離の保持)を確保する目印を2メートルおきに設置する。

 来場者は入場時に手をアルコール消毒し、体温測定を受ける。37.5度以上の発熱があった場合は入場を断る。またマスクの着用も求め、着用していない場合は入場できない。

 2018年10月12日にオープンしたFLIGHT OF DREAMSは、2019年8月30日に開業した愛知県国際展示場と、同年9月20日に供用を開始したLCC専用の第2ターミナル(T2)の中間に位置する。

 フライトパークは新型コロナの影響により、2月29日から休業。FLIGHT OF DREAMSとつながるT2は、T2発着便の全便運休により4月10日から閉館している。同施設は隣接するT2の商業エリア機能も担っているため、シアトルテラスも同日から休業していた。

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