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ANA、国内線86%減便 羽田-富山など6路線運休

 全日本空輸(ANA/NH)は5月13日、国内線の運航計画を追加で見直したと発表した。対象期間は15日から31日までで、中国から拡散した新型コロナウイルスのよる需要減退などによるもの。これまでの発表分も合せると、5月は計画していた国内線118路線1万2974便のうち86%にあたる112路線1万1118便が運休や減便となる。

国内線の86%が運休や減便になるANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 13日に発表したのは9路線182便。このうち、運休は羽田-中部、富山、小松、岡山、中部-仙台、仙台-札幌の6路線が運休する。いずれもすでに減便されており、羽田-富山線の場合、計画では1日4往復だったが、1往復または日にちにより全便運休となっていた。

 残る3路線は減便。羽田-札幌(新千歳)線が1日2往復、羽田-徳島線が1日1往復または運休、羽田-那覇線が1日3往復となっている。羽田-札幌線の場合、1日16-17往復を計画していたが、4月28日の発表ですでに同2-5往復まで減便していた。

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