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羽田空港、展望デッキすべて閉鎖 連絡バスも間引き

 羽田空港の国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と、傘下で国際線ターミナル運営を手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)は、4月23日からすべてのターミナルの展望デッキを閉鎖している。中国から拡散した新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。

展望デッキがすべて閉鎖された羽田空港=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田には第1から第3(旧称国際線)まで3つのターミナルがあるが、すべての展望デッキが閉鎖対象。航空各社では国際線と国内線ともに大幅な運休を実施していることから、ターミナル間の無料連絡バスも本数を減らし、約8分間隔で運行している。乗り継ぎランプバスは運休しており、連絡バスを利用するよう求めている。

 運航便の減少に伴い、国際線の発着は11日から第3ターミナルに集約し、夏ダイヤ初日の3月29日に開業した第2ターミナルの国際線施設は閉鎖中。国内線も17日から第1ターミナル北ウイングの保安検査場EとFを閉鎖し、第2も南ウイングにある保安検査場CとDを閉鎖している。これに伴い、飲食店や物販店も休業や営業時間短縮となっている。

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