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ANA、国内線普通席で紙パック茶提供 19日から、プレミアムはシャンパン再開

 全日本空輸(ANA/NH)は、国内線普通席で中止していたドリンクサービスを、4月19日から紙パック入りのお茶を提供する形で部分再開する。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響により機内サービスを見直したためで、上級クラス「プレミアムクラス」ではシャンパンやスパークリングワインの提供を再開する。

普通席で紙パックのお茶を提供するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは、国内線普通席のドリンクサービスを3月6日から全路線で中止。これまでは乗客にドリンクを持参するよう呼びかけていたが、4月19日からは全路線で紙パック入りのお茶を提供し、子供向けにりんごジュースも用意する。一方、日本航空(JAL/JL、9201)は普通席のドリンクサービスを見直した際、紙パック入りのお茶に切り替えていた。

 プレミアムクラスは、ワイン・ビール・コーラ・水のみの提供に変更していたが、19日からはシャンパンとスパークリングワインもメニューに加える。羽田-伊丹、札幌(新千歳)、福岡、那覇の各線ではシャンパン、その他の路線ではスパークリングワインを提供する。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ANAは新聞や雑誌の取り扱いを中止し、機内誌も座席ポケットに置くことをやめて希望者には客室乗務員が対応するなど、機内サービスを見直している。

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