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ANAウイングス、自社養成パイロット募集 21年度入社

 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下で地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)は3月2日、自社養成パイロットの募集を開始した。新卒者と社会人を含む既卒者を対象に、正社員として採用する。

自社養成パイロットを募集するANAウイングス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 採用は若干名で、対象は高等専門学校や短期大学、4年制大学、大学院を2021年3月末時点で卒業・修了している人または見込みの人。入社は2021年4月。

 エントリーは16日までで、ANAグループが実施するパイロット適性テスト「FCAT(Flight Crew Assessment Test)」を3月から5月まで、ANAウイングスの1次面接や身体検査、面接を6月から8月までに実施する。

 ANAグループが運航する国内線の約45%を担うANAウイングスはこれまで、航空大学校や私立大学、民間訓練学校で、航空会社のパイロットになるための基礎ライセンス(事業用操縦士多発限定、計器飛行証明)を取得した人を採用し、社内で副操縦士として養成してきた。一方、パイロットは世界的に不足しており、安定的な養成が求められることから、2019年3月に自社養成コースを立ち上げた。

 現在の機材は、ボーイング737-700/-800型機とボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q400型機。将来的には、三菱スペースジェット(旧MRJ)を運航する計画になっている。

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