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JAL、JGC自動更新の基準引き上げ 海外会員21年度から

 日本航空(JAL/JL、9201)は、上位マイル会員制度「JALグローバルクラブ(JGC)」の資格の自動更新について、2021年度から日本地区以外の海外会員の基準を改定する。搭乗時に付与される「FLY ONポイント」など、搭乗実績の基準を引き上げる。会員数が年々増加していることから、JGCの資格取得後も継続して多頻度で搭乗している会員と、利用していない人に差をつける。

JGCの自動更新基準を引き上げるJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JGCは、JALのマイルサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の上位会員制度。FLY ONポイントを5万ポイント以上、または年50回以上搭乗するなどの基準を達成すると、JGCに入会できる。

 日本地区以外の会員について、現在は毎年1月から12月の1年間に、FLY ONポイントを2万5000ポイント以上、またはJAL国際線にJMBマイル積算対象運賃で10回以上搭乗すると、JGC会員資格の自動更新が適用される。基準に達しない場合は、翌年3月初旬に5000マイルを引き落とした上で、資格を更新している。

 2021年度からは基準を引き上げ、年間FLY ONポイントが3万5000ポイント以上、またはJAL国際線にJMBマイル対象運賃で14回以上搭乗すれば自動更新になる。基準に未達の場合は、これまでと同じく5000マイルが引き落とされ、資格が更新される。

 自動更新の条件に到達する運賃例として、JGC会員が羽田-伊丹線の普通席を「特便割引1」で片道購入した場合、付与されるFLY ONポイントは420ポイント。この運賃だけで条件を達成するとなると、現行基準では30往復60フライトで達するが、2021年度からは42往復84フライトに搭乗する必要がある。

 羽田-福岡線で同じ運賃を利用する場合は、FLY ONポイントは片道850ポイント。21往復42フライトに搭乗すると、3万5000ポイントに到達する。

【お知らせ】
当該改定措置の対象が、日本地区以外の会員であることから、タイトルならびに記事本文にその旨を追記いたしました。内容に誤解を招く部分があった点をお詫び申し上げます。当該箇所は修正済みです。(19年7月9日 1:01 JST)

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