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羽田国際線ターミナル、「3タミ」20年3月改称 国交省が再度周知、「ビル」消える

 国土交通省航空局(JCAB)は2月26日、羽田空港国際線旅客ターミナルビルの名称を「第3旅客ターミナルビル」に変更すると発表した。約1年6カ月前の2017年8月14日に当紙が報じ、同月29日に正式発表したもの。国交省によると、1年後の2020年3月に改称することから、利用者に広く知ってもらうため、改めて発表したという。

羽田第3ターミナルに変更される国際線ターミナル=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田のターミナルは国際線のほか、国内線が乗り入れる第1と第2がある。このうち、主に全日本空輸(ANA/NH)が利用している第2ターミナルは、2020年に一部を国際線に対応させ、増加する訪日需要を受け入れる。

 第2ターミナルへ新たに国際線が乗り入れることから、既存の国際線ターミナルの名称を「第3」に変更することで、利用者にわかりやすくする。

 2020年3月からの新名称は、現在の「国際線旅客ターミナルビル」が「第3旅客ターミナルビル」に変わるほか、略称を「第3ターミナル」に統一。これまでは「国際線ターミナル」や「国際線ビル」など微妙に異なる部分があったが、統一することで利用者が混乱しないようにする。

 これに伴い、東京モノレールの「第1ビル」「第2ビル」「国際線ビル」の各駅は、「第1ターミナル」「第2ターミナル」「第3ターミナル」駅に変更。京浜急行電鉄(9006)の「国内線ターミナル」と「国際線ターミナル」は、「第1・第2ターミナル」「第3ターミナル」に改称する。

 名称変更にあたり、官民で「羽田空港広報協議会」を設立。JCABのほか、ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)やTIAT(東京国際空港ターミナル)、日本航空(JAL/JL、9201)やANAなどの航空会社、京急や東京モノレール、バス・タクシー事業者などが参画しており、国交省によると協議会でも新名称が了承されたという。

関連リンク
国土交通省 [1]
羽田空港国際線旅客ターミナル [2]
羽田空港国内線旅客ターミナル [3]

17年8月発表
羽田国際線ターミナル、「3タミ」に 20年3月変更 [4](17年8月29日)

当紙スクープ
羽田国際線ターミナル、名称変更へ ”3タミ”有力 [5](17年8月14日)

第2ターミナルが一部国際線対応に
羽田第2ターミナルの国際線転用、20年3月までに実施 TIATが運用 [6](16年11月24日)
ANA篠辺社長、羽田2タミへの国際線就航「有力な選択肢」 [7](16年10月30日)

都心上空通過の新ルート
羽田空港、都心上空通り離発着へ 新ルート了承 [8](16年7月29日)