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【PR】「1日装着したままでも疲れない」特集・空港を支えるTETRA無線システム (2)ANA成田エアポートサービス編

 第1回 [1]からの続き。災害発生時も、確実な通信手段の確保が求められる空港の業務。欧州統一規格の公共安全機関向けデジタル移動通信システム「TETRA(TErrestrial Trunked RAdio)」は世界約80の空港で採用実績があり、日本では現在、成田空港と那覇空港で従来の空港MCA無線に代わる通信基盤として稼働している。

 

 TETRAは羽田空港や中部空港(セントレア)でも運用が始まるほか、約20の地方自治体では防災無線システムとして採用されている。専用の基地局を設置するTETRAは、携帯電話網の輻輳(ふくそう)や障害の影響を受けない。そして、シンプルで冗長化が図られたシステム構成などで、高い信頼性と安定性が得られることから、日本の空港への導入拡大が見込まれる無線システムだ。

 すでに導入している空港の現場では、TETRAをどう評価しているのだろうか。第2回目の今回は、成田空港で全日本空輸(ANA)の国際線を中心に、海外の航空会社も含めて旅客ハンドリングやグランドハンドリング、貨物ハンドリングなどを手掛ける、ANA成田エアポートサービス株式会社を尋ねた。

1日装着しても疲れない

 空港のグランドスタッフ(旅客係員)は、チェックインカウンターや搭乗口をはじめ、空港内を休む間もなく走り回り続ける。そして、グランドスタッフの手伝いが必要な乗客がカウンターを訪れれば、搭乗口付近を担当する別のスタッフに引き継いだり、受託手荷物の引き継ぎ事項を搭載担当者に伝えたりと、無線端末を使う機会が非常に多い。

 

 

 成田に導入されているTETRAのシステムは、モトローラ・ソリューションズが開発した基地局や端末(無線機)。中でも、空港で働くスタッフから高い評価を受けているのが、小型軽量化されたTETRA端末「ST7000」だ。航空会社のスタッフから直接聞いた意見を基に開発されたもので、イヤホンマイクなどのアクセサリも、スタッフからのフィードバックを基に改良したものだ。

 「これまでの無線機は、ぶら下げていると体に当たっていたのですが、装着していることを忘れるほど軽く、1日装着したままでも疲れないんですよ」と、ANA成田エアポートサービスのスタッフは喜ぶ。

 同社ではベルトにST7000を通して腰に固定し、各自が専用イヤピースを付けて使用している。以前の無線端末は、重さの問題などで“たすき掛け”にして使用していたが、「腰に固定されるので両手が空き、作業しやすいです。充電も1日中使っても切れないですね」と、使用頻度の高い仕事道具ゆえ、使いやすさは重要だ。

 そして、無線端末として重要な通話品質も評価が高い。「音質とマイクの性能が向上したことで、周囲の環境に左右されず通話できます。多少小さい声でも、搭乗口では聞こえます」と、混雑する空港内で確実なコミュニケーションが取れることにより、高いクオリティーの接客や定時運航を支えている。

 成田空港内には、TETRA専用の基地局や屋外アンテナ、旅客ターミナル内の屋内アンテナが設置されている。このため、空港内のどこでもクリアな音声で通話ができる。

 成田の発着便は年々増えており、ターミナルから離れた駐機場へ、連絡バスで向かうケースも多くなってきた。「出発直前は時間との闘いですが、バスで移動しても通話に苦労しません」と、スタッフ間で密接なやり取りが求められるシーンで、TETRAは安心して利用できる無線システムだ。

伸びしろにも期待

 現場で評価が高いTETRA端末。端末を管理する側には、どのようなメリットがあるのだろうか。ANA成田エアポートサービスで無線端末の管理を担当する、総務部の管理職は「故障が減り、修理費が格段に減りました」と、TETRA端末導入後の変化に触れた。

 

 また、空港でひとたび欠航や遅延などが発生すると、乗客たちが一斉に携帯電話を使用する。こうした状況下でも、専用基地局を持つTETRAは、携帯電話網の輻輳や障害の影響を受けずに使用できる点も、大きなメリットだという。

 ANA成田エアポートサービスでは、グランドスタッフだけではなく、貨物を搭載するスタッフをはじめ、航空機の運航に携わる多様な職種の社員が働いている。「社内の無線端末がひとつになったので、やり取りがしやすくなりました。出発直前の忙しい時間帯は、無線のチャンネルを分けるといった運用をしています」と、異なる職種が一体となって空港から1便ごとに送り出す業務に役立てている。

 そして、現在はタブレット端末を用いて送受信している天候情報などのテキストメッセージも、今後は一部をTETRA端末でも共有できないかを検討したいという。TETRAはテキストメッセージのやり取り以外にも、ウオッチ型端末など拡張性の高さも特徴だ。

 「伸びしろも含めて採用しましたが、性能をまだ引き出せていないと思います」と話す。

 高品質な音声通話にとどまらない点も、TETRAが世界各国の空港で高い評価を得ている要因と言えるだろう。

(第3回へつづく [2]

制作協力:モトローラ・ソリューションズ

関連リンク
ANA成田エアポートサービス株式会社 [3]
日本空港無線サービス [4]
DIMETRA™(ダイメトラ)・TETRA(テトラ)デジタル防災行政無線/空港・鉄道無線システム [5]

【PR】特集・空港を支えるTETRA無線システム
(1)「空港業務に最適化」 [1]日本空港無線サービス編
(3)「ランプコントロールで聞き取りやすい」 [2]成田国際空港会社編