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エールフランス航空、A380半減検討 仏紙報道

 エールフランス航空(AFR/AF)がエアバスA380型機の削減を検討していると、仏経済紙レゼコーが11月23日付で伝えた。

エールフランス航空のA380=12年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A380は総2階建ての超大型機で、エールフランスは10機保有。このうち5機がリース機で、報道によるとリース契約を更新せず、5機に半減させることを検討している。一方で、2020年から客室を改装する見通し。

 同じく長距離国際線に投入している双発機のボーイング777-300ER型機と比べ、エンジンが4基あるA380は燃費など運航コストがかさむことが課題となっている。日本路線では、かつては成田空港へA380が就航していたが、現在は777で運航している。

 エアバスの受注リストによると、A380は10月末時点で331機受注しており、230機を引き渡し済み。残る101機のうち、半数以上となる57機はエミレーツ航空(UAE/EK)の発注分で、日本では全日本空輸(ANA/NH)が3機発注している。

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