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中部空港、シアトル・タコマ空港と提携

 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は10月11日、シアトル・タコマ国際空港と友好空港提携の覚書を締結した。ボーイング787型機を展示する複合商業施設「Flight of Dreams(フライト・オブ・ドリームス)」が12日に開業するのに合わせ、ボーイング創業の地にある同空港との協力関係を強化していく。

友好空港協定の覚書を交わす中部空港会社の友添社長(左)とシアトル・タコマ空港のリトル総裁(中部空港会社提供)

 中部地区では、787をはじめボーイング機の胴体などを製造しており、シアトルとは縁がある。2016年からFlight of Dreamsの開設に向け、関係団体と関係を深めてきた。

 セントレアの空港間連携は4空港目。これまでに独ミュンヘン空港、台湾の台中国際空港、米ペインフィールド空港と提携を結んでいる。このうち、ペインフィールド空港は787の製造拠点であるエバレット工場に隣接し、セントレアから出発する専用貨物機「ドリームリフター」の目的地のひとつとなっている。

 11日は、中部空港会社の友添雅直社長とシアトル・タコマ空港のランス・リトル総裁との間で覚書が交わされ、常滑焼の招き猫とシアトル名産のガラス工芸品を交換した。

 シアトル・タコマ空港は、1944年にシアトル港湾局により整備されて開港。滑走路は3本で、2017年の旅客数は4700万人、貨物取扱量は42万トン、発着回数は41万回となっている。Flight of Dreamsには、シアトルに関するクイズを交えた同空港のプロモーション映像を提供した。

関連リンク
Flight of Dreams [1]
中部国際空港 セントレア [2]
Sea-Tac Airport [3]

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