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伊丹空港、バリアフリー搭乗橋 23年までに30基

 伊丹空港を運営する関西エアポートは、フルフラットタイプのPBB(搭乗橋)を6月1日から4Aスポット(駐機場)に導入した。今後30基を導入予定で、2023年までにすべてのPBBを同じものに更新する。

伊丹空港に導入された新明和のフルフラットタイプPBB(関西エアポート提供)

 導入したPBBは、新明和工業(7224)のATFG3-300RB。同社が新開発したバリアフリー対策を施したフルフラットタイプで、PBB内の段差や溝をなくし、車いすやつえを使う乗客も安全に通行できる床を採用した。

 壁面にガラスを採用した「ガラストンネルモデル」で、明るく開放感のある空間にしたという。最伸長は30.3メートル、最縮長は18.7メートルで、ガラスと鋼を使用している。

 新明和によると、30基のうち新設が1基、更新が29基で、2023年9月までの工事を予定している。また、関西空港にも同社製標準タイプPBBを70基導入。2020年7月から2023年12月にかけて更新する。

伊丹空港に導入された新明和のフルフラットタイプPBB(関西エアポート提供)

関連リンク
大阪国際空港 [1]
新明和工業 [2]

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