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JAL、成田10回目の「初日の出フライト」 羽田9回目

 日本航空(JAL/JL、9201)グループは2018年1月1日、毎年恒例の「初日の出フライト」を成田発着と羽田発着の2コースで実施する。成田は国際線機材を、羽田は国内線機材を使用。成田コースはビジネスクラスを、羽田コースはファーストクラスを設定する。発売日は羽田が11月21日、成田が22日で、どちらも午前10時30分から。

—記事の概要—
成田はスカイスイート787
羽田は国内線仕様の767

成田はスカイスイート787

JAL機内からの初日の出と富士山=17年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 平成30年1月1日を表わすJAL3011便として運航する成田発着コースは、成田を午前5時40分ごろ出発。初日の出を千葉・館山沖で拝む。その後は東京湾上空を飛行し、富士山上空で初富士を観賞する。静岡市付近で方向を変え、伊豆諸島上空を通過し、午前7時40分ごろに成田へ帰着する。

 運航機材は、ボーイング787-9型機の国際線仕様機「JALスカイスイート787」(203席:ビジネス52席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席)で、ビジネスクラスも設定。ビジネスクラスのうち20席と、プレミアムエコノミーすべては翼上席となる。

 窓側の席を含む場合、2人での申し込みとなる。1人参加の場合は、中央席など窓側を含まない席を利用する。

 料金はビジネスクラスは窓側から2人分で12万円、翼上席は11万円。プレミアムエコノミーは窓側2人分で9万円、中央席が1人3万5000円。エコノミーは窓側2人分で8万円、中央席が1人2万5000円。予約時に座席指定はできない。

 JALと成田国際空港会社(NAA)の共同企画で、定員190人、最少催行人数120人。

羽田は国内線仕様の767

 羽田発着コースは、2018年1月1日を表わすJAL1811便として運航。羽田を午前5時45分ごろ出発し、初日の出を富士山の北西方向、南アルプス上空で観賞する。その後は北東に進み、栃木・日光付近から関東平野を通過して午前8時ごろ羽田へ戻る。

 運航機材は、767-300ERの国内線仕様機「JALスカイネクスト」(252席:ファースト5席、クラスJ 42席、普通席205席)。ファーストクラスも設定し、JALカード会員限定販売する。クラスJと普通席は会員以外でも購入できる。普通席のうち79席は翼上席となる。

 成田コース同様、窓側の席を含む場合は2人での申し込みとなる。1人参加の場合は、窓側を含まない席を利用する。

 料金はファーストクラスが窓側2人分で14万円、中央席が1人5万円。クラスJが窓側2人分で10万円、中央席が1人3万5000円となる。

 普通席は窓側2人分で9万円、中央席が1人2万8000円、翼上席は窓側2人分で8万6000円、中央席が1人2万7000円。予約時に座席指定はできない。

 定員は230人で、最少催行人数は150人となっている。

 両コースとも升酒のみやげやおせち風弁当、紅白まんじゅう、搭乗証明書をプレゼント。成田コースのビジネスと羽田コースのファーストにはシャンパンのミニボトルも付く。機内サービスは、両コースとも全クラスでエコノミーと同様のものとなる。

 JALは初日の出フライトを2009年から成田発で実施しており、今回で10回目。羽田発は2010年から実施しており、今回で9回目となる。ジャルパックが販売する。

 成田と羽田以外にも、関西と中部(セントレア)、那覇発着でも初日の出フライトを実施。関空コースはジェイエア(JAR/XM)のエンブラエル190型機(E190)で、中部と那覇コースは日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の737-400で運航する。

初日の出フライトの料金
成田発着(国際線機材スカイスイート787)
ビジネスクラス
・窓側から2席 120,000円(2人分)
・窓側から2席(翼上席) 110,000円(2人分)
プレミアムエコノミークラス
・窓側から2席 90,000円(2人分)
・中央席 35,000円(1人分)
エコノミークラス
・窓側から2席 80,000円(2人分)
・中央席 25,000円(1人分)

羽田発着(国内線機材スカイネクスト)
ファーストクラス
・窓側から2席 140,000円(2人分)
・中央席 50,000円(1人分)
クラスJ
・窓側から2席 100,000円(2人分)
・中央席 35,000円(1人分)
普通席
・窓側から2席 90,000円(2人分)
・中央席 28,000円(1人分)
翼上の席(18列から35列)
・窓側から2席 86,000円(2人分)
・中央席 27,000円(1人分)

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