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デルタ航空、A350初受領 10月から成田-デトロイト、ビジネスはドア付き個室

 エアバスは現地時間7月13日、デルタ航空(DAL/DL)にA350-900の同社向け初号機(登録番号N501DN、機体番号3501)を引き渡したと発表した。1路線目はデトロイト-成田線で、10月30日のデトロイト発便が初便となる。

デルタ航空のA350-900初号機=17年6月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

デルタ航空がA350に導入する個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」のイメージ(同社提供)

 デルタは2014年11月、A350のうち標準型となるA350-900を25機発注。座席数は3クラス306席で、ビジネス32席、プレミアムエコノミー48席、エコノミー226席となる。今回受領した機体は、年内に引き渡される5機のうち最初の機体で、米国の航空会社では初のA350受領となった。

 ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」には、世界初となるスライド式ドアを設け、個室空間を用意。全席通路アクセス可能なフルフラットシートで、個人用モニターは18インチのものを採用する。

 プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアム」は、A350で初めて設定。シートピッチは最大38インチ(約96.5センチ)、シート幅は最大19インチ(約48.3センチ)、リクライニングは最大7インチ(約17.8センチ)で、個人用モニターは13.3インチとなる。

 デルタは長距離国際線に投入している747-400や一部の777の後継機として、A350-900をアジア路線に導入。747は年内の退役を計画している。

 A350は13日現在、世界の45顧客から847機を受注している。

デルタ航空のA350-900初号機=17年6月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

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