ルフトハンザ ドイツ航空（DLH/LH）は10月から、無線LANによる機内インターネット接続サービスを短・中距離路線でも開始する。同社保有のエアバスA320ファミリー全機に、2018年中ごろをめどに導入する。
A320でも機内インターネット接続サービスを導入するルフトハンザ＝13年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
A319とA320、A321に、「Kaバンド」のアンテナを設置する。グループ会社のルフトハンザ・テクニークがEASA（欧州航空安全局）からSTC（追加型式設計承認）を取得。改修を進めていく。
機体への搭載は6月から開始。今後数週間をかけて、システム機能と安全性などをテストする。搭乗客向けの導入は10月からを予定している。
ルフトハンザは2003年1月から、機内ネット接続サービスを開始。2010年12月には大陸間路線でもスタートした。2015年6月以降、保有する長距離路線用の機材全107機に導入している。
関連リンク
ルフトハンザ ドイツ航空 [1]
各社の機内インターネット接続サービス
・ANA、国内線で機内ネットサービス 17年度末までに100機 [2]（16年1月22日）
・デルタ航空、ロサンゼルス発着便強化 16年6月デンバー便開設へ [3]（15年11月20日）
・JTA、機内ネットサービス導入へ 16年就航の737-800に [4]（15年10月6日）
・初のネット対応737新造機、露トランスアエロに納入 衛星アンテナ装備 [5]（15年5月23日）
・エミレーツ航空、機内Wi-Fi導入106機に A380は59機 [6]（15年4月3日）
・エアアジア、機内Wi-Fi運用試験 年末サービス開始 [7]（14年8月20日）
・JAL、国内線でネット接続サービス [8]（14年7月18日）
・ユナイテッド航空、衛星Wi-Fi搭載機が100機に 米系最多 [9]（13年10月18日）
・エールフランスとKLM、機内ネット接続サービス [10]（13年6月28日）
・シンガポール航空、機内無線LANサービス開始 [11]（12年9月7日）