三菱航空機は、開発を進めるリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験2号機（登録番号JA22MJ）について、初飛行時の動画をこのほど公開した。
初飛行中の飛行試験2号機（YouTubeから）
初飛行は5月31日に実施。県営名古屋空港を離陸後、太平洋側の空域で正常に飛行できるかなど、基本特性を確認した。
現在は片エンジンでの飛行や非常用発電機の動作確認、失速試験など緊急対応時の確認作業を進めている。また、米国へのフェリーフライト（回送便）に向け、最大速度をマッハ0.78、最高高度を3万9000フィート（約1万1900メートル）まで引き上げて試験を実施。雲中など視界の悪い状態で計器に依存して飛行する「計器飛行」なども重ねて試験している。
黒いラインの飛行試験3号機（JA23MJ）と、赤と黒のラインの飛行試験4号機（JA24MJ）は、今年夏の初飛行を目指して開発をすすめている。
MRJは米ワシントン州モーゼスレイクで飛行試験を計画。早ければ今夏に実施する。
関連リンク
三菱航空機 [1]
Mitsubishi MRJ, First Test Flight of FTA-2 [2]（YouTube、1分48秒）
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・MRJ、モックアップ出展 ファンボロー航空ショー実機なし [4]（16年6月17日）
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・MRJ、4号機も翼胴結合 三菱航空機、試験機の進捗公表 [6]（15年5月14日）