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ユナイテッド航空、バイオ燃料で定期便 60%以上CO2削減

 ユナイテッド航空(UAL/UA)は、持続可能な航空バイオ燃料での定期便運航を現地時間3月11日に開始した。初便はロサンゼルス発サンフランシスコ行きUA708便で、今後2週間運航する。航空バイオ燃料での商業飛行は米国内では初めて。

バイオ燃料を給油されるUA708便(ユナイテッド航空提供)

 使用したバイオ燃料は、非食用の天然オイルと農業廃棄物をジェット燃料に変換したもの。燃料を精製した米アルトエア・パラマウント(カリフォルニア州パラマウント)によると、通常の燃料と比較し、CO2(二酸化炭素)排出量を60%以上削減できるという。

 ユナイテッド航空はアルトエアと、航空バイオ燃料の購入について契約を締結。3年間で最大1500万ガロンを導入する。今後、ロサンゼルス-サンフランシスコ線のほか、ロサンゼルス発路線でも使用する。

 ユナイテッド航空は2009年、米航空会社としては初めてバイオ燃料を使用したデモ飛行を実施。2011年には先進型バイオ燃料を使用した商業飛行を成功させている。

 日本ではユーグレナ(2931)が、ミドリムシを用いた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の開発を進め、2020年までの実用化を目指している。バイオ燃料は全日本空輸(ANA/NH)が導入し、1時間程度の路線に投入する見込み。

関連リンク
ユナイテッド航空 [1]
AltAir Fuels [2]

各社のバイオ燃料への取り組み
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ゴミや廃油から航空燃料、2020年までに供給へ 東大など [4](15年7月13日)
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