- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

米空軍とボーイング、次期747-8大統領専用機で初契約

 米空軍とボーイングは現地時間1月29日、次期大統領専用機についてリスク軽減に関する契約を締結した。

次期大統領専用機に選定された747-8=11年3月 PHOTO: Ed Turner/Boeing

 米空軍は2015年1月28日に、次期大統領専用機として747-8を基にした機体を導入すると発表。今回の契約は同機に関する最初のもので、開発リスクやライフサイクルコストの低減を図る。

 現在の大統領専用機VC-25Aは、747-200Bを基に開発。初号機(テールナンバー28000)は1990年8月23日に、2号機(同29000)は同年12月23日に引き渡された。大統領搭乗時のコールサイン「エアフォース・ワン」が最初に用いられたのは同年9月6日で、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領(当時)が使用した。

 一方、民間航空機市場では、747-8の販売は旅客型「インターコンチネンタル」と貨物型(747-8F)ともに低迷。ボーイングは今年1月21日に減産を発表しており、現在月産1.3機の生産レートを3月から月産1機に、9月には0.5機と段階的に減らす。

関連リンク
U.S. Air Force [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]

747-8関連
ボーイング、747-8減産へ 9月から月産0.5機 [4](16年1月22日)
ボーイング、100機目の747-8納入 エアブリッジ・カーゴに2機 [5](15年11月21日)

日本国政府専用機関連
政府専用機、新デザイン決定 [6](15年4月28日)
次期政府専用機、777-300ERに正式決定 ANAが整備教育 [7](14年8月12日)