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ANA、737ビジネスジェット3月で退役 ムンバイ線787に

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)は、ほぼ全席をビジネスクラスにしたボーイング737-700ER型機「ANA BusinessJet(ANAビジネスジェット)」を3月26日で退役させる。現在運航している成田-ムンバイ線の機材をボーイング787-8型機へ大型化するためで、2007年3月の就航から9年で退役となる。

*退役特集はこちら [1]

ANAビジネスジェット=10年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは2006年12月25日に、737-700ERを導入すると発表。世界初の導入で、2007年3月25日に新設した中部-広州線に、初号機(登録番号JA10AN)を投入した。就航時の座席数は2クラス48席(ビジネス24席、エコノミー24席)だった。同年9月1日に成田-ムンバイ線開設時に就航した2号機(登録番号JA13AN)は、世界でも珍しい全席ビジネスクラス(36席)とした。

 現行の座席数は、初号機が2クラス44席(ビジネス24席、エコノミー20席)、2号機が1クラス38席(ビジネス38席)。ANAが国際線で運航している通常の737-700は2クラス120席(ビジネス8席、エコノミー112席)で、約3分の1の座席数となっている。

 ANAでは成田-ムンバイ線の需要が増加傾向に