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ボーイング、737 MAXのビジネスジェット4機受注

 ボーイングは、737 MAX 8のビジネスジェット仕様「BBJ MAX 8」を4機受注した。現地時間11月16日、ラスベガスで19日まで開催中のビジネスジェット展示会「NBAA(ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション・コンベンション・アンド・エキシビション)」で発表した。

BBJ MAX 8のイメージイラスト(ボーイング提供)

 4機の内訳は、中東の匿名顧客から3機とアジアの匿名顧客から1機だった。

 BBJ MAXは、737 MAXをベースにしたビジネスジェット機で、2014年4月に737 MAX 8を母体とするBBJ MAX 8が、2015年6月に737 MAX 9がベースのBBJ MAX 9がローンチした。初号機の引き渡しは、2018年を予定している。エンジンは、CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載し、737-800と比べて燃費が14%以上改善する見込み。

 BBJシリーズはこのほかに、737-700など737NG(次世代737)をベースとしたBBJ、787のビジネスジェット仕様のBBJ 787、777がベースのBBJ 777、747-8を基にしたBBJ 747-8がある。これまでにシリーズ全体で235機の受注があり、213機を引き渡している。

 737 MAXファミリーは、737 MAX 8(最大1クラス189席)と、LCC向けに同機の座席数を200席に増やした737 MAX 200、胴体がもっとも短い737 MAX 7(同149席)、最長の737 MAX 9(同220席)の計4機種。737 MAX 8のローンチカスタマーであるサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期を計画している。

 737 MAX 8は、今年9月に米ワシントン州のレントン工場で最終組立を開始した。年末までにロールアウトし、2016年初頭の初飛行を予定。10月末現在、2901機を受注している。

関連リンク
Boeing Business Jet [1]
ボーイング・ジャパン [2]
National Business Aviation Association Convention and Exhibition (NBAA) [3]

ボーイング、737 MAX 8の最終組立開始 初飛行は16年初頭 [4](15年9月16日)
ボーイング、BBJに燃費改善のウイングレット標準装備 [5](15年5月19日)
ボーイング、BBJなど2機受注 顧客非公表 [6](15年5月19日)
ボーイング、BBJ MAX 8を2機受注 スイスチャーター会社から [7](14年12月9日)
ボーイング、777-300ERのビジネスジェット受注 [8](14年6月11日)